麻布十番で働くデータ分析者のブログ

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やがて自らの姿を自由に変えていく。

フリード・リッヒ・フォン・シラー

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「樹木は育成することのない
無数の芽を生み、
根をはり、枝や葉を拡げて
個体と種の保存にはあまりあるほどの
養分を吸収する。
樹木は、この溢れんばかりの過剰を
使うことも、享受することもなく自然に還すが
動物はこの溢れる養分を、自由で
嬉々としたみずからの運動に使用する。
このように自然は、その初源からの生命の
無限の展開にむけての秩序を奏でている。
物質としての束縛を少しずつ断ちきり、
やがて自らの姿を自由に変えていくのである。」 フリードリッヒ・フォン・シラー

 

この人の詩を知っていますか?ドイツの詩人でありながらこの詩を発表したのは1800年代のことです。僕の尊敬する落合陽一さんもこの詩が大好きだと公言しています。

この詩が何を言っているのか?1800年代の人間ながら物質としての束縛を少しづつ断ち切り徐々に自由になっていくといっています。これは人間などの知性を持った生物はいつの日か自由な存在となっていくということです。

 

例えば車だって人間が自由になったことの一つです。遠くに簡単に免許さえ持っていれば誰でも移動できるようになりました。インターネットはもっと自由にしてくれました。家にいながら知りたい情報を好きな時に好きなだけ誰でも取れるようになりました。これらが自由になっていくということです。

 

この人は1800年代ながらそのことを予言していました。先見の明すごいなあ・・・

 

大学が始まった

 

まあ、この詩の話は付属的なもので。。。

本当に話したいのは私の大学のその問題。今日から長期休暇が終わり各々がオリエンテーションに出席し始めました。ただ僕の大学は生き方が一本化されすぎている。大学側は大企業に就職すればいいとか、バイトも時給だけでなく付加価値をつけろとか、意味を持った大学生活をとか。。。

僕自身の価値観を言えば、間違ってるとは思えない。もちろん大企業に就職できてそこで働けたらそこそこ評価もされるだろうし、やってみろと言われても今の自分にはすぐにはできないと思う。でも企業に就職することって本当に安泰か?

今日登壇した人は、環境の市場規模も知らない人だった。環境で食べていくのは難しいという話。間違えではないと思う。でも、環境の市場規模は50兆円

 

飲食業界が20兆円、IT業界が30兆円少しだとすると十分食っていける。それも何をするかによるのだけど。もしどこかの中小企業の環境部門に入って細々とやるならそこそこ厳しいと思う。でもそうでなければいくらでも食べていける分野だと踏んでいる。

一応言っておくと環境の定義は、自分の身の回りにあるものすべてだ。あなたが吸っている空気、使っているスマホ、住んでいる家。すべて環境なのだ。

そこで何を突き詰めるかももちろん大事だけど、そこを何も考えず多くの人が企業に就職してレール通りの人生を目指す。安泰ではないのに。

SHARPだってホンハイに買収されたのに。それは特殊例だと思っている。自分から行動を起こさない人間が蔓延る間、日本は衰退の一歩に違いない。

 

今の大学生がすべきことは、自分の姿をどう変えていくかだ。だって自由なんだもん。