KPIの意味とマーケティング施策の考え方について
最近得た学びについて久々にブログに書きます。
最近得た学びは主に2つあって、1つはチームや企業でKPIを設定する意味とマーケティング施策の考え方です。
この二つの学びは、普段の生活にも応用可能だ考えています。
チームでKPIを設定する意味
KPIとは?
1つ目の学びはチームでKPIを設定する意味です。
まず、KPIの定義についてです。
KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。
つまり、企業が定める目標値のことです。この目標値は各企業やチームごとに異なります。
C2Cサービスであれば、ユーザー数やサービス内流通額かもしれません。アプリを作って運営している人であればARPUやCPAなどがKPIかもしれません。
企業やチームはこのKPIを達成するために様々な施策をたてます。
では、このKPIはどんな意味を持つのでしょう。
KPIは変数のベクトルを揃える
KPIは、様々な変数のベクトルを揃える定数としての役割を持ちます。
例えば、5人のチームであるKPIを設定したとします。チームの5人はこのKPIを達成するために様々な施策を立案します。
5人で10個の施策が出たとします。どれからやるのでしょうか。
この時に役立つのがKPIです。
5人それぞれの施策が本当にKPIにそっているか。5人それぞれが変数という異なる基準を持って10の施策を出した時、KPIという定数がそのベクトルを決めてくれます。
もしKPIを意識しないチームであれば10個全ての施策を打って、効果測定や仮説検証もできずに進むでしょう。
しかし、KPIがあることで優先順位をつけることでき、数字の中で会話ができます。どれだけKPIが重要で慎重に制定するべきかわかります。
マーケティング施策の考え方
2つ目の学びはマーケティング施策の考え方です。考え方は2つあります。
ボトムアップ型
1つ目の考え方はボトムアップ型です。別名帰納法とも言います。
例えば、サイトのユーザー数を増やす施策を考えるとします。
他のサイトからユーザー数が増えそうな施策をたくさんリストアップし、その後何をやるかKPIなどを元に選んでいきます。
このように、様々な要素から最後の答えを求める方法をボトムアップ型(帰納法)と言います。
この方法だと様々な要素を一気にリストアップできます。また、答えが曖昧なものに対して正確にアプローチすることができます。
トップダウン型
二つ目の考え方はトップダウン型です。別名で演繹法と言います。帰納法とは真逆の考え方になります。
例えば、サイトのユーザー数を増やす方法を考えるとします。トップダウン型だと先に3%ユーザー数を増やしたいと考えます。
この3%を基準に他のサイトから3%上がりそうな施策を考えたり、チームで立案したりします。
この方法だと、たくさんの数を打つことは難しくなるかもしれません。ただし、目標が先に定まってるので質の高いものが立案できるかもしれません。
うまくいくのはどちら?
この2つの方法は、時と場合によって使い分けると良いでしょう。ただし、マーケティングの施策を出す際には、トップダウンの方がうまくいくことが多いでしょう。
他のサイトを参考にする際にも基準が設けられているので、視界がクリアになります。
ただし、前述しましたが、どちらが正しいとかないのでより近道を選ぶのが大切になってくるでしょう。